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一級建築士 学科 設計製図

一級建築士試験
(学科・設計製図)
の備忘録

First-class architect

一級建築士の学科試験の主な内容、資格取得に必要な受験資格や実務経験、難易度や合格率、学習方法・試験対策、学習時間など備忘録です。

構造力学で5点以上を得点する

合格者の本試験における構造力学の平均点は 5 点を超えている。合計点での基準点をクリ アするため、構造力学で 5 点以上を得点し、30 問出題される構造で得点を稼ぐことが必要である。本格的な学習が始まる11下旬までに、構造力学の基本的知識を身に付けておくためにも、構造力学の解放手順を全10回(10週)にわけて一つ一つ学習する必要がある。

【構造力学】

A 力のつり合い・反力:不安定・安定(静定・不静定)の判別式

 

 

B 静定構造物(反力3以下):

 

 

C 応力度、座屈、変形:

・許容応力度より小さいことが安全側になる応力度(σ:シグマ)は、単位面積当たりの応力であり、垂直応力度、せん断応力度(τ:タウ、最大せん断応力度)、曲げ応力度(最大曲げ応力度)がある。また、軸方向力と曲げモーメントが作用する場合の応力度もある。

・座屈は、座屈を起こす最小の荷重である「弾性座屈荷重」を6種類の座屈長さから求める。

・変形には、「ひずみ度(ε:イプシロン)」を求める部材変形、「たわみ(δ:デルタ)」と「たわみ角(シータ)」を求める梁変形がある。

 

 

D 不静定構造物(反力3越え):

力学

⑴ 序 章 力学を学ぶ上での基本事項 

不安定・安定(静定・不静定)の判別式:「N(反力)+S(部材)+R(剛部材)-2K(支点)<0…不静定、=0…安定で静定、>0…安定で不静定」

⑵ 第1章​ 静定構造物の反力 

静定構造物は、「力の釣り合い条件式」(ΣX=0、ΣY=0、ΣM=0)が成り立つ。

⑶ 第2章 静定構造物の応力① (静定梁の応力) 

部材内に生じる「応力」(内力)には、「軸方向力」(N、引張力を+)「せん断力」(Q、時計回りを+)「曲げモーメント」(M、引張側を凸)がある。等分布荷重が作用する片持ち梁(傾斜した直線Q図、2時曲線のM図※wl2乗/2)、等変分布荷重が作用する梁の応力(単純梁、片持ち梁)

⑷ 第2章 静定構造物の応力②  (静定ラーメンの応力)  

集中荷重が作用する片持ち梁系・単純梁系ラーメン、等分布荷重が作用する単純梁系ラーメン、モーメント荷重が作用する単純梁系ラーメンの応力、スリーヒンジラーメン

⑸ 第3章 静定トラスの応力① (トラスの性質・接点法)

軸力が生じない「ゼロメンバー」(L字型接点、T字型接点)。静定トラス応力の解法:図式解法(示力図)と算式解法による「接点法」

⑹ 第3章 静定トラスの応力②(切断法) /第4章  断面の性質と応力度① 

静定トラス応力の解法:「切断法」。断面の性質:断面一次モーメント(S)

⑺ 第4章 断面の性質と応力度②  

断面の性質:最大たわみの断面二次モーメント(I)※I大=たわみ(量)小=たわみにくい、図心軸に対する断面係数(Z)、断面二次半径(i)※i大=座屈しにくい。

⑻ 第4章 断面の性質と応力度③ 

単位面積当たりの応力「応力度」:垂直応力度、せん断応力度、曲げ応力度、軸方向と曲げモーメントが作用する応力度、座屈、弾性座屈荷重、ラーメンの座屈長さ

⑼ 第5章 変形と不静定構造物① 

部材の変形、不静定構造物、不静定梁

⑽ 第5章 変形と不静定構造物② 

分割モーメントと到達モーメント(剛度と剛比)、不静定ラーメン(水平力が作用するラーメン、不静定ラーメンの曲げモーメント)

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