カバー画を担当した書籍が出版されました。ありがとうございました!

この度、ユダヤ系アメリカ人作家ソール・ベローの生誕100周年を記念した、待望の研究書、編日本ソール・ベロー協会『彷徨える魂たちの行方 ソール・ベロー後期作品論集』(彩流社、2017年9月15日)が日本全国で書店やネットショップにて販売されました。感謝です!

 

ソール・ベローがノーベル文学賞受賞後の長・中編小説等の本質に迫る書籍です。

 

 

3日程度という超ショート納期依頼を受け、主要なテキストを読みました。その時に感じたのは、帯にも書いてありますが、「理想と現実、事実と真実の相剋」と同様の印象を受けました。

 

初期の作品と晩年の作品の相反する作家の心境、されど同じ作家……。また、この仕事を受けたときに私の祖父が空に昇りました。祖父は、厳格でハイカラな人でした。家族や親戚の印象は、誰も寄せ付けない人でしたが、最後の最後は、笑顔で人と接していました。

 

このような体験から、作品制作では、相容れない二つのものが何となく混ざり合う、されど、綺麗には混ざり合うことがない……。そんな、心の状態を土と油彩で表現しました。

 

 

今回は、カバー画の制作とその写真撮影でした。

出版社に納品して装丁のデザインが上がってきたのを見て、即座に出版社の担当者にメールをしました。「売れる」と。なかなか、このような専門書籍のカバーデザインは、語弊を恐れずに話すならば、若者が手に取りにくい、古くさい、かたい等の印象を受けていたのに対して、真逆の印象を受けたからです。また、担当者を通して、デザイナーが「作品に感動した……意欲が引き立てられた」と伺いました。美術家冥利につきる、とても嬉しいお言葉でした。有り難う御座いました。

 

書籍情報

四六判355ページ、上製、定価:3,500円 + 税

ISBN978-4-7791-2378-8 C0098

 

作品名

《光の対話》2017年、F4号、土、油彩 

 

 

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